バンドマンの為の国語辞典(こ)2017年07月20日 12時12分12秒

こ【小】
ものごとや規模が小さいことを表わす接頭語。
(例)
・小ぢんまりしたアドリブ
・小利口なボーヤ(無給の弟子)
・ずる休みする為の小細工
・小金を貯めるのが唯一の楽しみのジャーマネ
・トップのソロの失敗を小躍りして喜ぶサイドプレーヤー
・メンバーのグチを小出しに言うバンマス

ごーいんぐまいうえい【Going my way】
目的の為に惑わず「我が道」を行くこと。目的がないバンドマンの場合は単なる「我がまま」であることが多い。

こういってん【紅一点】
複数の男性の中にいる一人の女性のこと。この場合「早い者勝ち」で、バンドに入ってきた女性歌手は容姿にかかわらずこの状況。

ごきぶりていしゅ【ゴキブリ亭主】
夜中に台所でゴソゴソしている既婚でオスのゴキブリや人間。但しバンドマンの場合は活動時間は昼間。

こきゅう【呼吸】
普段の生活で行う「無意識呼吸」と楽器の吹奏中に行う「意識呼吸」がある。楽器吹奏の上達には「無意識の意識呼吸」が必須。

ごーじゃす【ゴージャス】
贅沢で豪華なこと。バンドマンが知ってはいるが実感はない言葉。例えば、ラーメンとギョーザと ビールを頼んだ時「今日はゴージャス!」という使い方をする。

こどくし【孤独死】
「ステージで演奏中の死」、「腹上死」とともにバンドマンが思い描く、自分の死に方ベストスリー。

こどもだまし【子供騙し】
バンドマンがよくひっかかる、子供でも騙されない手口。

ごなんつづき【御難続き】
バンドマンと結婚して以来の妻の生活。

このみちはいつかきたみち【この道はいつか来た道】
失敗を学習しないバンドマンが「ああ、そうだよぉ~」と唱える自己反省の言葉。

こめのめし【米の飯】
お天道様と違い必ずしも付いてまわるわけではない、生きて いく上での必需品。

ごはん【御飯】
「シーメ」とは別の上品な食べ物。

ごはんのおかわりじゆう【ご飯のおかわり自由】
定食屋などで見かけるサービスの一つ。バンドマンの妻が「これ、お持帰りは出来ないんですか?」と訊きたくなるサービス。

ごまんといる【五万といる】
自分の元を去る人間に対して悔し紛れに吐く言葉。例)パリヒ(引き抜き)されたメンバーに対しバンマスが「フン、あれぐらいのプレーヤーぐらい五万とおるわい」

こみいったはなし【込み入った話】
バンドマンにとって自分の理解力を越えている話のすべて。

ごむりごもっとも【ご無理ご尤も】
自分に非がなくても謝らないといけないとき、卑屈にならないで言える謝罪の言葉。

こりないびょう【懲りない病】
同じ失敗を繰り返しているうち、それが 快感に変わっていく、バンドマン特有の奇病。浮気、借金、バンド内のトラブルなどの原因。

ごりむちゅう【五里霧中】
アドリブをゴリゴリ夢中でやってうちにどこをやっているのか分からなくなること。

ごりんじゅう【ご臨終】
1)死を迎えること。
2)バンドで演奏が途中で止まってしまうという最悪の事態のこと。

ごるふ【ゴルフ】
あぶく銭の溜まったバンドマンが「金持ちのすなるゴルフといふものを、貧乏人もしてみむとてするなり」とて必ずやりたがるスポーツなり。