バンドマンの為の国語辞典(く)2017年06月29日 23時59分59秒

くあればらくあり【苦あれば楽あり】
「人生は苦しいことばかりではなく楽なこともある」という、苦ばかりの人生を送っている人への空虚な慰めの言葉。

くいあらためる【悔い改める】
過去の行いを反省して心を正すという、バンドマンには無縁の行為。

くいっぱぐれない【食いっぱぐれない】
バンドマンになった人が最初に立てるささやか且つ難しい目標。

くうそうへき【空想癖】
自分の演奏を聴いて客が陶酔している場面を想像するようなこと。

くうねるところにすむところ【食う寝る所に住む所】
落語「寿限無」の名前にも出て来る、バンドマンが人間らしく生きる為の最低のライフライン。

ぐさい【愚妻】
他人に妻を紹介する際に夫が使うセクハラ用語。←→「宿六」。

ぐさく【愚作】
取るに足りない曲、演奏、アドリブ、ステージでのMC、などバンドマンが作る創造物の数々。

くされえん【腐れ縁】
優柔不断により縁が切れずに長く付き合っている仲。バンマスとマネージャー、バンドマン夫婦、日米政府、のような関係。

くせもの【曲者】
一癖も二癖もあるような油断できない人。バンマスにとっての、腕はいいが考え方が偏っている、 いつも遅刻して来る、女癖が悪い、金にルーズ、のようなバンドマン。

くちはてる【朽ち果てる】
ほとんどのバンドマンが辿る、ジャズに開眼しないまま一生を終えるという悲哀に満ちた人生の道筋。

ぐでんぐでん【ぐでんぐでん】
初期の「ぐずぐず」、中期の「ぐだぐだ」の次の、末期の酔いの状態表す表現。バンドマンがステージで演奏出来るギリギリの状態。

くどい【くどい】
人に嫌がられるぐらいに同じ言動を繰り返すこと。例)「今日のビッグショー、ミスらんといてな、店のオーナーも見に来とるしミスらんといてな、俺のクビがかかっとるしミスらんといてな、譜面よー見てミスらんといてな、くどいようやけどミスらんといてな」、「はい、はい、はい、はい」、「その返事の仕方、くどないか」

くりかえしきごう【繰り返し記号】
歳を取るにつれ人間の頭に生じる記号。同じ話を繰り返す=リピート、話の途中から少し前に戻る=ダルセーニョ、話の途中から一番最初に戻る=ダ・カーポ、など。

くるいざき【狂い咲き】
我慢をし過ぎたために老後に狂ったように色欲が出ること。真面目なバンドマンによく見受けられる。

くるひもくるひも【来る日も来る日も】
「楽器でメシを食う」という、果てしも無いバンドマンの日々。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック