バンドマンの為の国語辞典(か)2017年06月12日 23時59分59秒

かいきょ【快挙】
勇気によって生み出された輝かしい行為。妻への初の口答え、次のバンドが決まる前のバンマスへの反抗、など。

かいきん【皆勤】
日本のバンドマンやサラリーマンの持つ悲しい性(さが)の現れ。

かいごろし【飼い殺し】
「あんたがいないとこのバンドやっていけないんだから、ネカアップもうちょっと待って」と言われ続けて10数年、のようなこと。

かいしゃくにん【介錯人】
バンマスの命令でバンドメンバーにクビを告げるジャーマネ(マネージャー)のような人。

かいてんずし【回転寿司】
寿司よりも客の回転をよくするための寿司屋の形態。

かえりうち【返り討ち】
バンドマンがジャーマネに給料アップの交渉に行き、逆に給料を下げられるようなこと。

かくうち【角打ち】
酒屋のカウンターで立ったまま酒を飲むスタイル。ステージの間の休憩時間が短いバンドマンに便利。立ち飲みにより早く酔え、開放感があり、酒もつまみも安いというチョー贅沢な飲み方。

かぜ【風邪】
ズル休みをする時、口実として最もポピュラーに使われる病名。どんな咳真似も、元気の無い声も、奥さんが代りに電話しても、「風邪で休む」というのは「ズル休みする」と言っていると、バンドでは解釈される。

かねのなるき【金のなる木】
日本銀行券がなる木。バンドマンの場合は欲のために苗木のうちに根こそぎ引っこ抜くので金がなるのを見たことがない。

かみだのみ【神頼み】
一時的に有神論者になるバチ当たりな状態。

がり【ガリ】
寿司屋で出てくるサービスの生姜の別称。寿司屋で他人に奢ったとき奢った本人が一番食べる食材。

かろうし【過労死】
バンドマンが勤務中に演奏のし過ぎや酒の飲み過ぎで死亡すること。

かわりもの【変わり者】
現代社会で自分は正常だと思っている人の全て。

かんどうした【感動した】
2001年大相撲夏場所の表彰式で某首相が発言したため一般の人が恥ずかしくて使えなくなってしまった言葉。

かんろく【貫禄】
ヒゲを生やしたり、太って腹が出たりして本来以上に自分を見せようとしているバンドマンの状態。