熊さんのトロンボーンレッスン・バンド用語2017年03月06日 21時21分21秒

【 熊さんのトロンボーンレッスン - バンド用語 - 】
熊)大家さん、どうなってんだ、この国は。変な外国語ばっかりが幅をきかせて。
大)おや熊さん、えらくご立腹の様子だが、外国語がどうしたって?
熊)なにね、こないだ頼まれて行ったバンドで話してる外国語が、意味不明でさっぱり分からねえんだ。
大)ほう、たとえば。
熊)たとえば、「熊さん、ここの八分音符はイーブンで」、って、イーブンって、引き分けって意味だろ。音符をどうやって引きわけにするんだ。
大)そういうことか。あのね熊さん、イーブンというのはスイングの曲の中でも、そこだけはスイングをしないで同じ長さで、ってバンド用語なんだ。
熊)へー、じゃ、「次の曲、ベタでやって」とか、「コーダコーダで」ってのは?
大)ベタってのはリピートしない、1カッコのあとすぐ2カッコ、という具合にベタッとやる、という日本語だ、コーダコーダは、toコーダマークから中を飛ばしてすぐコーダに飛ぶ、ってことだ。
熊)なんだ、そんなことか。「最後は全員チータで」ってのは、チーターみたいにぶっ飛ばして演奏する、だろ、そうしたけど。
大)違うよ、反対言葉のバンド用語で、チータ=立ち、つまり全員立ってハデに演奏する、だ。
熊)ふーん。ところで、練習が終って「熊さん、ケサ、どうです?」ってえから、「今朝も元気だ、文句があるか!」って言ってやったけど、あれは。
大)おやおや、ケーサーってのは、反対言葉で酒のことだ。たぶん「熊さん、お疲れ様、お酒でもおごりましょう」、ってお誘いだったんだろ。
熊)え~っ、そうだったのか、しまった~!そうだ、今から行ってこよう。
大)今ごろ後悔しても、ダメだ。
熊)どうして。
大)だって昔から言うだろ、「後悔、酒にたたず」

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